6月17日(土)に小さな家処々にて、「大人の発達障がいについて」の学習会を開催しました。
昨今、ケアする側の私たちが、利用者やその家族とのコミュニケーションに悩むケースが増えてきました。最近テレビなどでも耳にする“大人の発達障がい”を学ぶことで何かヒントが掴めるかもしれないと考え、この学習会を企画しました。
講師
発達障がい者支援センターLifeのセンタ―長・林 智香子さん
30名ほどの方が参加してくださり、この新しい分野について共に学び、交流を深める事が出来ました。
大人になって気づくことも多い発達障がい
大人になってから、行動や態度が「人と違う?」と感じるようになり、困ってしまう場面が増え、生きづらさを感じる…そこで初めて「これって発達障がいかも」と気づく人も少なくないそうです。でも、そんな場合でも実は生まれつきの障がいで、それまで気づかなかっただけというケースが多いとのこと。
さまざまな種類/症状がある
一口に発達障がいと言ってもさまざまな種類があり、同じ種類の中でも年齢や生育歴、性格などによって現れ方が違います。また、いろいろな要素が重なりあっていることが多いので、判定がとても難しいのだそうです。だから、ご本人が特別困っていなければ、周りはどうすることも出来ないというのが現状だといいます。
日本人全体の8.8%
一方で、発達障がいの特徴を見ていくと、誰しも一つや二つ当てはまる場合が多く、けっして限られた人の特別な病気ではありません。実際、年々増え続け、今は全体の8.8%に上るそうです。
8.8%⁉︎
この障がいで困っている方がこんなにいらっしゃるんですね。驚きました。
午後はお弁当を食べながら、交流を深めました。
皆さん熱心に質問もされながら、自分事として考えておられました。
【お弁当】
唐揚げ
卵焼き
きんぴらごぼう
オクラ&トマト
しそと高菜のおにぎり
今回の学習会で、発達障がいの基本的な事を知り、それぞれの特性に合わせた対処の仕方も、少しだけ学ぶことができました。でも、まだまだ奥が深く、入口のドアをほんのちょっと開けただけなんだなと痛感しました。
私たちも含めた周りがもっと理解を深めることで、障がいがあっても生きやすい世の中に近づけていけるのだと改めて思いました。
知らない事がたくさんありますね。みなさんもぜひ私たちと一緒に学んでいきましょう!