小さな家処々は、春日市大土居(おおどい)の交差点から目と鼻の先。
光町に向けて200メートルほどのところにある大豪邸‼︎…ではなくて、この立派なお屋敷の真裏にあります。
左の写真の左奥が大土居交差点です。矢印のように横道に入り、白い塀が途切れたところの路地を入ると、その奥にあります。
ご覧のとおりこぢんまりとした民家ですが、陽当たりは良好!室内も意外とゆったりしています。
2階が事務所で、1階のダイニングと和室がみんなの居場所のためのスペースです。二つの部屋の間には仕切りも段差もありません。和洋折衷のなんだか懐かしいこの空間が、多い日には10人ほどの利用者でにぎわいます。
ダイニングの中心にあるのは、8人が余裕をもって座れる木製のテーブル。美しい木目が落ち着いた雰囲気を醸しだしています。椅子もすべて木製で、柔らかな曲線と優しい肌触りが体を心地よく包んでくれます。
このテーブルを囲んで、みんなで食事をしたり、ゲームをしたり、語り合ったり…。
テーブルは二つに分けることができるので、離して使えばさらに多くの人が座ることができ、また二つのグループにわかれて別々のレクリエーションを楽しむこともできます。
キッチンもつながっているから、お昼時になるといい匂いが漂ってきて、自然と食欲がわいてきます。
和室の真ん中には一畳ぶんの大きな掘り炬燵。
冬はもちろん足元がポカポカと暖かく、その他の季節も、テーブルとは一味違うくつろぎの空間になっています。
古い民家ではありますが、玄関やトイレには手すりを設置しています。
また、玄関を上がれば、1階はすべて段差のないバリアフリーとなっています。
ここにいるだけで落ち着けて、みんなといると楽しくて、美味しいお昼が食べられる——小さな家処々の「みんなの居場所」はそんなところです。